ブロックプリントと手織り生地
2017年4月 7日
先日chahatさんより追加納品がありました。
布はもちろん、リボンやバッグ、カンタなどが届き
さらにボリュームのある会場となっております。
今日は、切り売りの布のご紹介をさせていただきます。
布の数200種類以上。たくさんあるのでみなさん驚かれます。
切り売りの布は大きく分けて2種類ございます。
ひとつは「ブロックプリント」。
木版を使って版画のように色を重ねているプリント生地です。
主にインド北西部のラジャスタン地方で作られており、1000年以上の伝統があります。
更紗(さらさ)として世界各地にも輸出されました。1枚の布で、多いものだと24色(つまり24版)もの手間をかけたものもあるそうです。
今回chahatさんから届いているのは、機械織りの生地に手でプリントされたものです。ボーダーも木版ならではのゆらぎがあったり、色の組み合わせもおもしろいです。
もうひとつは「南インドの手織り生地」です。
インド南部のデカン高原の近く、アンドラプラディッシュ州とテランガナ州は手織りの生地の生産がとても盛んです。村が布を生産する共同体になっており、糸を紡ぐ人、糸を巻く人、のりをする人、織る人...と全体で8つほどの工程があり、原料が村を一周するうちに布が出来上がっています。一部の布は草木染めで作られています。
やはり、工業製品にはだせない、人の心の揺らぎのようなほっとする優しさがインドの布にはあります。
みなさんつくられるものは、巾着やバッグなどの小物から、ワンピースやパンツやスカート、エプロン、ストールなどの身につけるものまでさまざま。好きな布で作ると特別なものができあがるでしょう。一緒にわくわくさせていただいております。
切り売りは50cm単位で756円からございます。
こんなにたくさんの布がそろうことはなかなかありませんので、
ぜひこの機会にご覧いただきたいと思います。