8年目の、ありがとう。
2018年12月23日
本日12月23日、まちのシューレ963はオープン8周年を迎えました。
インコのまるちゃんも、元気に8歳になりました。
8年という月日が流れたことを、感慨深く思います。
どこにもないお店を、とスタッフ一同迷い悩みながらも、
たくさんのみなさまに支えられて、楽しい一瞬一瞬を
重ねることができたと誇りに思います。
一方でまだまだ8年、という思いもあります。
日頃からシューレのことをあたたかく見守ってくださっているお客さま、
もっとたくさんの「楽しい」や「面白い」「美味しい」をお届けしたい。
より一層の努力を重ねていきたいと思います。
ヴォアラ珈琲 珈琲教室
2018年12月22日
12/21より開催中の「九州のモノとヒト展」に合わせ、12月21日と22日の両日鹿児島の「ヴォアラ珈琲」のオーナー井ノ上達也さんをお迎えし「ヴォアラ珈琲 珈琲教室」を行いました。
鹿児島県霧島市国分に本店を構える「ヴォアラ珈琲」。品質の高い豆を自社で仕入れて焙煎し、販売を行うスペシャルティコーヒー専門のお店です。ヴォアラを率いる井ノ上さんのお話しを楽しみに、たくさんのお客さまがご参加くださいました。
まずは、コーヒーを豆・粉どちらでで購入するかなどをヒアリングし、目の前のお客さまにあったコーヒーの話しからはじまりました。コーヒーがどんな場所で、どのように栽培し、収穫されるまでどのような経緯をたどるか。それをバイヤーがどんなやりとりで買い取るのかなど、初心者からマニアックな方まで思わず聞き込んでしまうような深いお話しです。
次にはヴォアラで販売している豆の、古い新しいや、種類別を実際にみながら、その匂いや色合いの違いを参加者に確かめてもらっていました。そして実際に目の前でさまざまなミルやドリッパーなど器具を使い、コーヒーを淹れてくださいました。器具ごとの味の違いを飲み比べする体験はとても貴重です。器具によって味が異なることに、みなさん一様に驚かれていました。
井ノ上さんや、ヴォアラのスタッフがコーヒーを淹れる様子をじっと集中して見守るみなさん。井ノ上さんの軽妙な語りの中、手際よくあっという間にさまざまな器具が使われ、コーヒーが淹れられていきます。
特にめずらしい器具が使われるときには、ぐっとみなさんの集中力が高まっていくのを感じました。「こうでなければならない」という固定概念ではなく、新しい技術や経験、目の前の豆の状態やお客さまの好みを元に、コーヒーの美味しさを引き出す方法を教えてくださっていました。
なぜコーヒーを豆で買う方がいいのか、について、挽きたてが美味しさにつながるだけではなく「良い豆が変化していくプロセスを楽しめる」というのが魅力だと語る井ノ上さん。一様でないからこそ面白い、スペシャルティコーヒーの美味しさの理由がわかりました。
井ノ上さん、スタッフのお二人、貴重なお話しと美味しいコーヒーをありがとうございました。「九州のモノとヒト展」は1/8までの開催です。引き続きヴォアラ珈琲の豆やドリップパック、オリジナルのグッズを販売しておりますので、ぜひお越しください。
九州のモノとヒト展 開催中です
2018年12月22日
12/21より、店内ギャラリーにて「九州のモノとヒト展」がはじまりました。初日は平日にもかかわらず、展示をめがけて多くの方にお越しいただきました。ありがとうございました。
入り口には、しょうぶ学園より届いた 素敵な絵を。
ギャラリー内には、12名の出店者から届いた素敵なアイテムが揃っております。
商品数、クオリティ共に、大変見応えのある展示となっています。・うなぎの寝床(福岡八女)
久留米絣もんぺ、もんぺの型紙もんぺした、yohaku×うなぎの寝床「KATA Tシャツ」、ヘルメット潜水株式会社のやわらか湯たんぽ(肩用・たまご型)・尾崎人形(佐賀)郷土玩具
干支 亥 や 兵隊さん 赤毛の子守 長太郎 など・今村製陶 磁今 jicon(佐賀有田)陶器
ペンダントランプ
花彫皿 渕錆
マグカップ
浅リム皿 渕錆
花瓶(しのぎ/瓶子/四面取り)
ピッチャー
足付酒盃(すぼみ/ひらき/ほそみ)
箸置き(剣/二葉/沢瀉)
など・宝島染工(福岡)天然染料による洋服
シャツ・ワンピース・ショール・コート・バッグ・手ぬぐい など・宮田織物(福岡)袢纏(はんてん)
長袖、奴型(ちょっと袖のあるはんてん)やベストタイプ、子供用の袢纏
無地・柄ものなど揃っております・創作竹芸とみなが(鹿児島)真竹の竹かご
お弁当かご、わんかご、みがきかご、竹製のへら など・ONE KILN CERAMICS 城戸雄介(鹿児島)陶器
PETIT CUP
CULTIVATE PLATE
RICE BOWL
DRIPPER
MUG
ROUND BOWL・OWL(鹿児島)生活雑貨
焼酎グラス
桜島のスノードーム
BROWN CANVAS BAG
EASY CLIPPER
ROLL MEASURE
ピルケース
など・RHYTHMOS(鹿児島)革小物
Zip 財布(L / S)
Round Tray
Key Ring
Code Clip・Roam 松田創意(鹿児島)木工
3本脚のスツール
キャスタースツール
鏡
箸置き
鍋敷き
工具箱
・盛永省治(鹿児島)木工
樫ボウル、プレート など
小ギャラリーでは、しょうぶ学園(鹿児島)のご紹介をしております。
刺繍などをおこなっているnui projectからバッグやアクセサリー、和紙のシリーズ、木工品、そしてotto&orabuのCDや、しょうぶ学園の書籍・DVDにいたるまでたくさんの作品を持ってきていただいております。ぜひ彼らのパワーを体感しにいらしてください。
そして食品ブースでも、九州で出会ったスタッフおすすめの食品を集めてご紹介しております。
写真はほんの一部です。どれもおすすめのものばかりですので、ぜひご来場くださいませ。
「九州のモノとヒト展」は1/8までの開催です。
九州を訪ねて07「食品 鹿児島編」
2018年12月19日
12/21(金)からはじまる企画展「九州のモノとヒト展」
開催に向けて、シューレスタッフが行ってまいりました「福岡 久留米・佐賀」と「鹿児島」へ。
今日は「鹿児島チーム」より
おいしい焼酎やソーセージ・ハム、珈琲をご紹介いたします。
ー 大和桜酒造(いちき串木野市) ー創業以来、麹造りは昔ながらのもろ蓋(木箱)を使用し
仕込みもすべて手造りでおこなっている「大和桜酒造」
原材料である鹿児島県産の甘藷( さつまいも)コガネセンガンは適度な糖度とでんぷん含有量で焼酎によくあうそうです。
スーッと口喉をとおり香ばしい風味の本格焼酎「大和桜」
是非のんでいただきたい1本です。
大和桜酒造 五代目杜氏の若松徹幹さん。
仕込みにつかわれている、かめ壺前にて。現場をみさせていただき、貴重な機会となりました。
お会いしてから数日後、シューレで小夏の販売をしていることを知った若松さんから「芋焼酎の水割りに凄くあいます!絞るのではなく小夏をおつまみに水割りをのむ」と教えてくださいました。
シューレスタッフ達では思いつかなかった飲み方、今回の企画展でもお客さまにおすすめしたいと思います。
ー ふくどめ小牧場(鹿屋市) ー畜産・加工・販売まですべてをおこない
ご兄弟の力をあわせた商品づくりをされている「ふくどめ小牧場」
ふくどめ小牧場オリジナルの豚「幸福豚(こうふくとん)」
現在では希少な品種である「サドルバック種」を
餌やお水、飼育環境などにこだわり育てているお兄さんと
ドイツで研鑽をつみ、ドイツ国家資格 食肉マイスターを取得され
こだわりの製法で豚本来の旨味を引き出した商品づくりをされている弟さん。
いただいた、ハム(ホーニヒシンケン・コッホシンケン)やサラミ
1枚1枚がとてもおいしくゆっくり味わいたいものばかり、サラミの香りやお味も今まで食べていたものとは全然違いました。ローストされたオニオンと良質な豚レバーのペースト、オニオンレバーパテはパンと一緒に。
今回の企画展では
ソーセージ3種(にんにら・チーズ・チョリソー)・サラミミラノ・ハム(コッホシンケン)・ベーコン・オニオンレバーパテが届きます。
ー ヴォアラ珈琲(霧島市・鹿児島市)ー
「九州のモノとヒト展」初日と2日目に珈琲教室をしてくださる
スペシャルティコーヒー専門店の「ヴォアラ珈琲」「美味しいコーヒー=高品質の豆」
すべての工程において最適な条件を満たしたものを、カッピング(コーヒーのテイスティング)をして品質を見極め、新しいうちに焙煎し新鮮なコーヒー豆を鹿児島県内の直営4店舗やWEB SHOPで販売されています。
「コーヒー豆は香りのカプセル」
豆の状態で販売いたします。
(挽きはございませんのでご了承くださいませ)
今回販売します豆は
・ モカ・クラシック 250g
・ グァテマラ・クラシック 250g
・ 【COE(カップ・オブ・エクセレンス)カラグア】
オホ・デ・アグア農園 250g
・ ドリップバッグコーヒー10個入り
・ 〃 コスタリカCOE エル・リャノ農園
VOILAオリジナルグッズの
キャニスターやマグカップも販売いたします。
そのほか福岡や佐賀、鹿児島からおいしいものが食品売場にたくさん届きます。
12月21日(金)から始まる「九州のモノとヒト展」にぜひお越しくださいませ。
九州を訪ねて06「尾崎人形」
2018年12月18日
今村製陶さんを後にし、次に向かったのは、佐賀県神埼市の郷土玩具「尾崎人形」をつくられている高栁政廣さんの工房。アシスタントをされている城島さんとお二人で迎えてくれました。
みなさん、尾崎人形をご存知でしょうか。白を基調に赤や青などの原色で絵付けされた笛型の土人形です。高栁さんの工房のある神崎町尾崎西分地区はかつて焼き物が盛んだった町で、器をつくる傍らで人形もつくったのが始まりだといいます。きっと子供たちにつくったり、誰かに喜んでもらうために。700年以上の歴史があるとされていますが、何度か途絶えながらも今に至ります。シューレで2年ほど前からご紹介させていただいておりますが、今回初めて工房へお伺することができました。
工房に飾られていた、尾崎人形。(見たことがないものもたくさんあり郷土玩具好きにはたまらない!)こちらを向いている鳩の「ててっぷぅ」は中でも尾崎人形を代表する人形です。
首のむきが曲がった鳩笛は全国でもめずらしいと言われています。
高栁さんが尾崎人形をつくることになったのは、定年退職してからだといいます。お父さまが陶芸をされていたこともあり、前につくられていた八谷至大さんに尾崎人形を託されたそう。
たくさんの型が山積みに。
シューレでもおなじみの鯛の型を発見。
普通なら真っ赤になる鯛もこのような感じに。
型抜きされ乾かしているところ。天候に左右されるので、雨が続く日はなかなか乾かずけっこう時間が必要だそう。
この後、素焼きし、絵付けをして完成。
型抜きから完成までを並べてくれました。
こちらは「お相撲さん」。腕は肌色だけど顔と体は白いんです。お顔も素敵です。このなんとも言えない愛らしいさが人気のひみつ。
こちらは兵隊さん。つり目だったりたれ目だったり、表情がそれぞれ違います。
この「ゆるさ」も高栁さんならではと、人気のひみつなのです。
「九州のモノとヒト展」では、お正月飾りにおすすめの鯛や鯛えびすやお相撲さん、兵隊さん、鳩笛などが並びます。ぜひご覧ください。