日々のこと

小野哲平展 Teppei Ono ceramic exhibition開催中です

2023年4月27日

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ギャラリーでは小野哲平 陶展を開催中です。
今回は、たくさんの薪窯のうつわと、用途を特定しない作品が並びました。

IMG_5721_r.jpg薪の火で焼成されたうつわは、それぞれ違う表情をもっています。お客さまのお一人が、並んだ皿を見て「宇宙みたい」とおっしゃっていたのが印象的でした。一つのうつわの中にも、面裏、高台、見込みなどそれぞれに見どころがあり、じっと見つめていると木や石や水など自然物と重なって見えるような瞬間があります。
手に持つと、しっくりとなじむ「たなごころ」があります。どっしりとしているのに、思いの外軽く、これでご飯を食べたら、お茶を飲んだら美味しいだろうなと思わされます。哲平さんのうつわを愛用されているお客さまは、会場に入った途端「美味しそう!」と一言。使った様子が直感的に浮かぶうつわなのだと思います。

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今回の展示では、香川県産の檜を使ったパレットを展示台としました。
会場に入ると檜のいい香りと、哲平さんのうつわに包まれます。

その中で異彩を放つのが、「用途を特定しない」と先ほど表現した作品群です。一般的には「オブジェ」などと表現されることが多いですが、哲平さんからはその言葉に違和感がある、とのことでこのような表現を用いました。
題名には「debris(デブリ)」とあります。広島の原爆資料や東日本大震災・福島の原発事故などからインスピレーションを受け、名付けられたそうです。陶に鉄やステンレスなど金属が溶けあったり、相反したりしている作品は、同じ土と火でできていながらも、人を包むような先ほどのうつわとは真逆のもの。けれど、目が離せない存在感があります。

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初日には『ものづくりラヂオ「どうしたら自由になれるのか?」』と題したトークイベントを開催しました。
ものづくりを実際にしていらっしゃる方や、職人、移住の方、芸術に関わっている方など、さまざまな方にお集まりいただきました。哲平さんが土の仕事を志した理由が「自由に生きたい」「生き方を他者から押し付けられるのではなく自分で決めたい」という気持ちからだったとのお話しからスタート。自由を獲得するには、いい仕事・責任ある仕事をしてかなければならない、と。そこから参加者それぞれの意見や職業のことなどを交えてトークセッションが始まりました。哲平さんの映像を作ってくれた、音楽家のOOWETSさんも登壇し、哲平さんのリクエストをもとに音楽を流したり、そのミュージシャンのライブ映像をみんなで見たり、合間で参加者とのトークをしたり、とまさしくフリーセッションとなりました。

IMG_5745_r.jpg小野哲平 陶展は5月7日(日)までの開催です。
この機会にぜひ、作品を実際に手に取ってご覧ください。




小野哲平 陶展
Teppei Ono ceramic exhibition
2023年4月22日(土)〜5月7日(日)
11:00〜19:00
まちのシューレ963 ギャラリー

小野哲平 陶展 写真について

2023年4月14日

teppeiono04S.jpg4/22(土)から開催の「小野哲平 陶展  Teppei Ono ceramic exhibition」のメインビジュアルは、香川で活動を続ける写真家の宮脇慎太郎さんにお願いしました。
柔らかな光を内包する、宮脇さんならではの視点で切り取った、小野さんとその工房の写真をご紹介します。


澄み渡った青空と菜の花が美しい3月。
撮影は小野哲平さんの工房で、窯焚きの日程に合わせて行いました。
まだ肌寒い山のてっぺんでは、窯焚きの炎が暖かく感じます。薪をくべる様子は豪快に見えますが、実際には温度の管理など、繊細で地道な作業の連続です。穏やな時間が流れつつも、どこかピリッとした緊張感があります。宮脇さんの写真からは、そんな空気感が直に伝わってきます。

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小野哲平展では、この窯焚きの際の作品が多数出品されます。
ぜひ手に取って、お選びください。
皆様のお越しをお待ちしております。

宮脇慎太郎(みやわき・しんたろう)
写真家。瀬戸内国際芸術祭公式カメラマン、専門学校穴吹デザインカレッジ講師。1981年、香川県高松市生まれ。大阪芸術大学写真学科卒業後、六本木スタジオなどを経て独立。大学在学時より国内外への旅を繰り返し、日本列島では聖地と呼ばれる様々な場所を巡礼。2008 年、東京から高松に活動の拠点を移す。2020年、香川県文化芸術新人賞を受賞。写真集に『霧の子供たち』(サウダージ・ブックス、2019年)ほか。


※小野さんの工房への、一般の方の出入りはご遠慮ください。

小野哲平 陶展
Teppei Ono ceramic exhibition
2023年4月22日(土)〜5月7日(日)
11:00〜19:00
まちのシューレ963 ギャラリー

小野哲平 陶展 の 映像ができました

2023年4月12日

スクリーンショット 2023-04-12 11.04.36.png4/22(土)から開催の、「小野哲平 陶展 Teppei Ono ceramic exhibition」のために音楽家・OOWETSが撮影・編集した動画をまちのシューレ963公式Youtubeチャンネルにアップしました。

こちらからご覧いただけます。
https://youtu.be/stc12FrhADc

4/22(土) 「ものづくりラヂオ」 メッセージ募集中です

2023年4月10日

DSC_5710.jpg「小野哲平 陶展」の初日4/22(土)に、陶芸家の小野哲平さんと音楽家のOOWETSさんを迎えラジオ風のトークイベントを開催いたします。
ただ今、お二人へのご相談や、メッセージ、質問などを募集しております。陶芸のこと、音楽のこと、どうやってものづくりで暮らしていくのか?人生のお悩み相談などなど・・・なんでもお寄せください!いただいたメッセージを読みながらお二人のトークを広げていきたいと思います。

DSC_5709.jpgトークイベントは映像に残し、後日まちのシューレ YOU TUBE チャンネル にてご覧になれるようにしたいと思います。イベント参加が難しい方も、メッセージだけでもかまいませんので、ぜひお寄せくださいませ。ただ今店頭に、記入いただける用紙を用意しておりますので、スタッフまでお渡しくださいませ。ぜひお待ちしております。


ke shi ki + serial number はじまりました

2023年4月 3日

4月1日より、「 ke shi ki + serial number 」がはじまりました。

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 「ke shi ki」はバッグを日々の景色の一部と考え制作するレザーバッグブランドです。今回の展示では、人気のあるウォレットショルダーバッグや、ka shi ki特注の防水レザーを使用したバッグ、床革を使用した「Home collection」など「ke shi ki」らしい商品が届いております。

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       トートバッグにもなるバックパック

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        床革を使用したフラワーベース


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「serial number」は自然体ながらも、自身のこだわりを表現できる大人の女性に向けたヘアアクセサリーブランドです。使い込むほどに輝きを増す真鍮やシルバー素材を主にシンプルな形状の中にも丁寧な手仕事のあたたかみが感じられます。

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   温かみのある木の素材感とすっきりとした彫刻のようなデザインが特徴の-moku-シリーズ
   

IMG_5624.jpg 頭の形に沿って線や面が屈曲したmagariシリーズ。屈曲した金属が光を反射して面に動きが出ます。

IMG_5648.jpgIMG_5644.jpgIMG_5627.jpg 天然石を使用したヘアタイ。ひとつひとつ模様やサイズに個体差のある天然石を使用しています。今回の展示では、お好きなルース(裸石)をお選びいただきオーダーもお受けしております。

  

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