日々のこと

さつまものを訪ねて03「山口利枝」

2012年6月27日


IMG_0547.jpg城戸さんの工房を後にし、次に向かったのは、日置市の山口利枝さんの工房。
鹿児島市内からしばらく車で走ると、見えてくるのはこんな風景。
この町で、山口さんは作陶されています。




IMG_0557.jpg山口さんは、染付、白磁、鉄絵の器などを作られている作家さんです。
おばあちゃんが以前住まわれていたお宅を、工房として活用していらっしゃいます。
母屋横のかわいらしい小屋が、山口さんのアトリエ。

IMG_0549.jpgアトリエの中にお邪魔します。
右に見えるのが窯です。


IMG_0552.jpg私が訪問した翌週に、茨城での個展を控えていらっしゃるとのことで、
たくさんの器たちが窯入れを待っていました。



IMG_0553.jpg器に模様をつけるための型がたくさん。



IMG_0563.jpg母屋へ移動し、できあがった器の一部を見せていただきました。
さきほどの型を使って模様をつけた、白磁の器。
山口さんのお人柄が浮かび上がるような、やさしい器です。
野菜料理が似合いそう。


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こちらは鉄化粧の器。
どーんとおかずを盛りつけたい、大きめのオーバル型。

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山口さんは、シューレでもお取り扱いさせていただいている、
藤塚光男さんのもとに、弟子入りをされていたそうです。
本当は、お話をもっとお伺いしたかったのですが、
次に伺うお店の閉店時間が迫っている、ということで慌ただしく失礼をしてしまいました。

最後にいただいた、お茶とお菓子。
もちろんこちらも、山口さんの器です。
「幻の茶まん寿う」は、久古屋さんのもの。
とてもおいしいお菓子でした。ごちそうさまでした。




さつまものを訪ねて02「ONE KILN」

2012年6月23日

富永さんのお店を後にし、次に向かったのは磁器作家「ONE KILN」城戸雄介さんの工房。
ONE KILNは、「ひとつの窯」という意味があるそうです。
(「ワンキリン」と呼ばれることが多いそうですが、正しくは「ワンキルン」です)


IMG_0519.jpg工房はご自宅から歩いてすぐの場所にありました。
小さな小屋の中には制作で使用するというオリジナルの型がたくさん積まれています。
型がどんどん増えるから手狭になってきちゃって、と笑う城戸さん。
緑に囲まれた自宅の横の区画に、アトリエを新築する計画だそうです。


IMG_0524.jpg城戸さんは有田焼の窯元で修行されていた経歴を持ちます。
その経験から、手びねりよりも型を用いた器づくりのほうが
自分に向いているとおっしゃっていました。


IMG_0527.jpg型の魅力は、手びねりでは出せないフォルムを追求できること。
城戸さんの器はまるでクラフトとプロダクトの間を行くような、独特の存在感です。
上の段は、コーヒードリッパー。



IMG_0530.jpgご自宅へ移動し、できあがった器の一部を見せていただきました。
ひときわ目を引くこちらのビンは新作!
シューレにも並ぶ予定です。


IMG_0535.jpgこちらは、パーソナルクッカーセット。
ひとり暮らしをテーマにつくられたもので、
すべれが入れ子になりすっきりと収まります。
レンジやオーブンにも使えるという優れもの。

IMG_0536.jpg蓋をすれば、キャニスターとしても使えます。



IMG_0532.jpgこちらのグレーのランプシェードも城戸さん作。
この質感、どうやって出しているんですか?と尋ねたところ、
仕上げに灰をかけている、とのお返事。
そこで「今日降っている火山灰は、使えないんですか?」と半ば冗談で伺ってみたところ、
「そうです、桜島の灰を調合して使っているんです」とのこと...!


IMG_0739.jpg鹿児島では道路のあちこちに、このような火山灰置き場があります。
専用の「克灰袋」という袋が無料で配布され、それに火山灰を入れて出す、という仕組み。
(ちなみに、舗装面を覆っているグレーのものは、この日に降った火山灰です...!)
この灰からゴミを取り除いてきれいにしたものを、器づくりに活かされているそうです。
風土を生かしたものづくりに、感動!



IMG_0537.jpgわたしたちが夢中で器を見ている間に、
さきほどのコーヒードリッパーを使ってコーヒーを淹れてくださる城戸さん。


IMG_0543.jpgカップももちろん城戸さん作。
こちらも桜島の灰を使った作品です。

おいしい珈琲をごちそうになり、ONE KILNを後にしました。
香川で城戸さんの作品に再会できるのが、今からとても楽しみです。


ONE KILN ホームページ
http://onekiln.com/



さつまものを訪ねて01「創作竹芸 とみなが」

2012年6月20日

7/6(金)からはじまる企画展、「さつまもの」。
だったら鹿児島へ行かなくては、
という気持ちに動かされ、行ってまいりました、鹿児島へ。

いちばんの目的は、ご参加いただく作家さんのもとを訪ねること。
どんな方が、どんなところで、どんな作品をつくられているのか。
写真もたくさん撮ってきましたので、ぜひみなさまにもお伝えしたいと思います。


さて、香川県よりも随分と広い鹿児島県。
2泊3日の鹿児島滞在期間中、回ることができる範囲は限られていたものの、Chin Jukan Potteryのスタッフ室屋さんと、Humming Birdの二野さんのご案内のお陰で、たくさんの作家さんや工房を訪ねることができました。
(本当に感謝です。ありがとうございました!)



火山灰混じりの雨の降る中(傘も灰まみれに!)
まず一番はじめに訪れたのは、
「創作竹芸 とみなが」さん。
そこは、鹿児島の中心地からは少し離れた場所にありました。

IMG_0518.jpg工房横の店内には、さまざまな形の竹かごが並べられ、吊るされ、
かご好きにとってはたまらない空間です。


IMG_0502.jpg「ぼくの鹿児島案内」の中で、岡本さんがご紹介されていた竹かごも発見。
細い竹と太い竹を組み合わせてつくられた、特徴的な形です。
材料は、鹿児島県産の「真竹」。
見た目の美しさはもちろん、重いものを入れてもへっちゃらの、頼もしさに惹かれます。


IMG_0500.jpgこちらは「おかべてご」と呼ばれる竹かご。
おかべ=豆腐、てご=かご。
豆腐屋さんで買った豆腐を入れる為に使われてきた、昔ながらの生活道具です。
雑誌ku:nelなどで紹介されたこともあるので、見覚えのある方も多いかもしれません。

店頭には、2段と3段のものがありました。
現在は、ピクニックや運動会のお弁当用に、と求められる方が多いそうです。
「親子2代、3代で使えるよ」と店主の富永さん。


IMG_0507.jpg左が、新しいおかべてご。
右が、30年使用したおかべてご。
竹は水にとても強い素材です。
竹の中に含まれた油分が表面にしみ出し、時を経るごとにつやつやの飴色に育っていきます。


IMG_0506.jpgこちらが、店主の富永容史さん。
「竹はいいよ、気分がやすらぐ。」
何気ない会話の中でさらりと口にされたその言葉がとても心に残り、
以降の道中もぐるぐると頭を巡っていました。


IMG_0508.jpg見てください、この美しさ。
竹ひごの1本1本、すべてがきれいに面取りされ、毛羽立つ様子が見られません。
本当に丁寧に丁寧につくられた、富永さんの竹かご。
すべてが手づくりで大量には生産できないため、今回の販売も限られた数になります。
ぜひ、さつまものの会場にて、手に取ってご覧ください。




「用の漆」はじまりました。

2012年6月 9日

R0010660.jpgギャラリーでは、本日より、「用の漆」展がはじまりました。
初日の今日は、オープンからたくさんのお客様にお越しいただきました。


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蒟醤(きんま)、存清(ぞんせい)、彫漆(ちょうしつ)、象谷塗(ぞうこくぬり)、後藤塗。
香川漆器に伝わる5つの技法を生かしながら、
普段の暮らしの中で使いやすい漆器を17名の漆芸家が製作しました。



R0010659.jpg会場内には、お箸やカトラリー、酒器、皿、コップ、椀など
さまざまな香川漆器がずらりと並んでいます。
また、各技法の器がどのようにしてつくられるのか、
その工程も合わせてご覧いただけるようになっています。


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「用の漆」は6/24(日)までの開催です。
ぜひお越しくださいませ。


新しい盆栽が入りました

2012年6月 7日

季節は梅雨入り前ですが、ちょうど今の季節にぴったりの盆栽が揃いました。
山あじさいは、小さめの可憐な花。小さなつぼみがたくさん付いているので、長い間お楽しみいただけます。

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黒松や五葉松は、シューレでも人気のあるミニ盆栽です。小さいですが、しっかりと根付いているので、水やりに気をつけていただければ、丈夫に育ちます。


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その他、ハゼや桧などのミニ盆栽も揃っています。
日本一の盆栽の技術をもつ高松。
ぜひ、小さな盆栽から楽しんでみませんか。


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