5月開催 森山蘭子展より
2023年3月28日
5月の展示では、森山蘭子さんが作る陶器ボタンと平川めぐみさんが作る洋服との共作をご覧いただけます。お二人には以前まちのシューレで二人展をしていただきました。
森山さんにとって、ボタン作りは新しい試み。服を傷めないように、つるっと仕上がる釉薬を使用されたそうです。大きさ、形、色、それぞれ違っていて、素敵ですね。お二人の共同制作は初めてなので、どんな作品になるかわくわくしています。ぜひ見にいらしてくださいね。
森山蘭子 展
2023年5月10日(水)〜5月17日(水)
11:00〜19:00
まちのシューレ963 ギャラリー
[会期中 15日はお休み]
[ 初日作家在廊 ]
ちくちくワークショップ 「わたしのおさいほう箱をつくる。」を開催しました
2023年3月20日
3月17日(金)、3月18日(土)の両日、ちくちくワークショップ「わたしのおさいほう箱をつくる。」を開催いたしました。両日とも満席で北は関東、南は沖縄まで、日本各地からご参加いただきました。一昨年の企画展の際は、コロナ蔓延のためワークショップを中止したので、開催ができてユミさんも私たちも本当に嬉しく、ほっとしました。
今回のワークショップでは、おさいほう箱袋・針山・ゆびぬきを、ユミさんとおしゃべりしながらちくちくして、おさいほう箱セットをつくりました。できあがったさいほう道具は、トラネコボンボンの琺瑯のおべんとう箱に入れます。箱の中には、ユミさんがつくって、パートナーの陶芸家・小野哲平さんの窯で焼いた陶製のボタンも入っています。
袋の土台や、針山、指ぬきの生地や柄は一つ一つ異なるので、みなさんは悩みながら選んだり、刺し子の糸の色を考えたりされていました。
みなさんがちくちくしている間に、ユミさんからは最近出た書籍の話や、普段の暮らしのこと、ちくちくツアーのことなどお話しをしていただき、その後、参加してくださったみなさんの自己紹介とユミさんとのやりとりがありました。香川県以外からの参加が半数以上だったので、遠い所の方が出てくるたびに「おお〜!」と盛り上がる様子が微笑ましかったです。
途中休憩の際は、ユミさんがお住まいの高知にあるパン菓子店の「mongo mongo」さんのレモンとホワイトチョコのケーキをお出ししました。とても素敵なお店で、イートインもできるので、高知にお出かけの際は、ぜひ訪れてみてください。
ワークショップでつくったようなさいほう道具箱は、今回の企画展会場でも販売もしています。こちらは、昔懐かしいアルマイトのおべんとう箱に、ユミさんがセレクトした生地の針山や陶製のボタン、糸巻きなども入っています。ぜひ会場でご覧ください。
早川ユミ「種みたいに土を着る、土着のアナキズム展」は3月29日までの開催です。
みなさまのご来店を心よりお待ちしております。
早川ユミ「種みたいに土を着る、土着のアナキズム展」
2023年3月16日
3月17日(金)より、大ギャラリーにて「種みたいに土を切る、土着のアナキズム展」がはじまりました。
初日と2日目は、早川ユミさんに会いに多くのお客さまにお越しいただき、にぎやかな会場となりました。ユミさんはお一人お一人とゆっくりと会話をされ、書籍に素敵なイラストを添えたサインもしてくださったり、楽しい時間が流れました。
今回は、たくさんの衣服や小物が届きました。ワンピース、シャツ、パンツ、スカート、ジャケット、ベスト、エプロン、巻きスカート、旅する茶碗、ティーマット、鍋つかみ など、ユミさんの手仕事を一同にご覧になれる機会となっています。
ユミさんが愛用されている、アルパカのレギンス(フルと膝上の短いタイプの2種類)や、レッグウォーマーも届いています。また、小野哲平さんの器とセツローさんのスケッチも合わせてご紹介しています。
食品ブースでは、早川ユミさんがお住まいの高知県の食品を集めて販売しておりますので、ぜひ合わせてお楽しみください。
初日17日には 高知県香南市のmongo mongoさんのパンと洋菓子を販売しました。
早川ユミ「種みたいに土を着る、土着のアナキズム展」は3月29日までの開催です。
みなさまのご来店を心よりお待ちしております。
茶と酒展がはじまりました
2023年2月14日
2/11より「茶と酒」展がはじまりました。
総勢10組の作家や盆栽園、古道具店が「茶」と「酒」にまつわる道具を出品してくださっています。
会場の様子を少しだけですが、お伝えします。
※画像は初日の様子ですので、一部完売した商品もありますことを、あらかじめご了承ください
ギャラリー入ってすぐの山地裕之 作のティーデスク。クルミの木でできた存在感がありつつも、軽やかな印象のテーブルです。定番のスツールも同じクルミ材で作っていただき、しつらえました。
その上には、陶芸家の境道一さんと、田村文宏さんがつくる、茶と酒のうつわを並べました。写真以外にも、お二人の軽やかで機能性も備えた茶器や酒器は、初日から好評をいただいております。
写真手前の黒い丸や四角のお盆は、もう一人の木工家・富山孝一さんが作ったもの。「枯れた仏像のような肌が理想」と語る彼の木工品は、マットで渋い仕上がりの漆塗り。木の特性を活かして作るため、丈夫でありながら、見た目とは違って持つと思いのほか軽やかなのが特徴です。
会場に吊り下がっていたり、山地さん作の木のパーテーションにかかっている布は、平川めぐみさんが撮影した画像をオーガンジーにプリントしたもの。程よい透け感があり、お部屋の間仕切りとしても活躍しそうな布です。
作家の新しい作品とともに、岡山のアンティークショップ「Womb brocante」より、日本や中国などの古道具が至る所に配置され、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。この企画が持ち上がって以来、約1年をかけて、店主の西原さんが少しづつ集めてくださった、こだわりの一品たちが揃っています。
李朝箪笥の上に合わせた竹籠は、香川の竹工芸家・中山秀斗さんが、約1ヶ月をかけて製作した茶箱です。
細かな編み目が美しく、無塗装の竹が清々しい雰囲気を纏った、茶箱が出来上がりました。今回は茶と酒をこよなく愛した、中国の文人風のしつらえをテーマにしています。彼らが理想郷とした世界に欠かせないのが、険しい山肌に根を張る、松や真柏。その盆栽を、高松鬼無町の盆栽園「中西珍松園」の中西さんに揃えていただきました。
盆栽の緑が、しつらえの中に清涼感を添えていくれています。金沢の金工家・竹俣勇壱さんが作る、真鍮や銅の酒器は、これからの季節、ギフトなどにも素敵です。
ぜひお酒と一緒に贈り物にされてはいかがでしょうか。竹俣さんの茶箱も届いています。古物と竹俣さんの作る道具を合わせた、携帯に便利な大きさの茶箱。抹茶は、茶せんとお湯さえあればたてられるので、旅行先や、アウトドアなどにもおすすめです。好きな場所で、一服の茶を味わう贅沢をお楽しみいただけるお道具です。
こちらの座布団は、高松の「ミルキーウェイ」が作る「さをり織」の生地を、平川めぐみさんが仕立ててくれたものです。
一つとして同じ柄のない、特別な座布団になりました。香川漆器を新しい角度から作る、漆芸家の松本光太さん。今回は、彼の持つ伝統技術を発揮した蒟醤(きんま)の棗(なつめ)から、普段使いにしやすい酒器やスプーン、茶さじなど、さまざまな種類の漆器をお持ちいただきました。
香川のお土産にも最適です。
初日と2日目には、高松の老舗茶舗の「原ヲビヤ園」の原大策さんに、抹茶(薄茶)・煎茶・中国茶の淹れ方を教えてもらいながら飲み比べをするワークショップ「茶くらべ」と、茶事「山雲海月」を開催していただきました。茶事の懐石は、「粋香」の谷岡さんにご担当いただきました。
シューレとしては久しぶりの茶会でしたが、大勢のお客様にお出でいただきました。
ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。
またこのような機会を設けていきたいと思います。「茶と酒」展は2月26日(日)までの開催です。
ぜひ、足をお運びください。
茶と酒
2023年2月11日(土祝)〜 2月26日(日)
定休日:2/20(月)
11:00〜18:30
まちのシューレ963 ギャラリー
御菓子丸 より「鉱物の実」「ほころび」が届きました
2023年2月10日
2月11日(土)より開催の「茶と酒」に合わせて、御菓子丸さんより「鉱物の実」「ほころび」が届きました。
静かな美しさを感じる和菓子です。数量限定ですので、お早めにどうぞ。
御菓子丸 https://www.instagram.com/okashimaru_/