竹 × 三人展 開催中です

大ギャラリーで開催中の「 竹 × 三人展 」は会期も残りわずかとなりました。
県内外からいろいろな方にご来店いただきまして、ありがとうございます。
竹という材は同じでも種類や工程、作品へのアプローチは三者三様で、見て触れているとおもしろいなと思う毎日です。
どの作家も住んでいる県の山で自ら刈り出した竹で日々編まれています。

香川県で制作をされている、中山秀斗さんの作品。
まちのシューレでは常設でもご紹介していて、人気のオーバルボックスやスクエアボックスのサイズが揃っていたり企画展ならではの作品も並び、中山さんの丁寧で技術の高い手仕事を見ていただける展示となっております。

熊本県で制作をされている、東 浩章さんの作品。
中山秀斗さんと同じ、大分県にある竹工芸の学校を卒業されて、今は青竹や観音笹などを使い日々の生活に寄り添った、確かな道具としての竹かごをつくられています。経年変化を楽しめる竹を使われていて、選ばれるお客様が楽しみにされている様子を会期中に何度も目にしました。

大分県で制作されている、横山 修さんの作品。
ギャラリー内で異彩を放ち、実際に見て驚かれている方が多い、横山修さんの籠。
真っ直ぐに生えている竹の枝を油抜きし、熱を加えて意図的に曲げた枝ぶりと、それを受け止める竹籠の凛とした佇まいからは、作家の静かな情熱が伝わってきます。

三人とも同じ竹工芸学校の同期生で、友人であり卒業後もお互いを尊敬し合い、それぞれの地で制作活動を続けられています。
東浩章さんと横山修さんの作品は、四国では初めてのご紹介になります。
是非この機会にご覧くださいませ。
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竹 × 三人展
中山秀斗 東 浩章 横山 修
2025年10月16日(木) 〜 10月28日(火)
11:00 〜 19:00
at. まちのシューレ963 大ギャラリー
【 作家プロフィール 】
中山 秀斗
1986年 香川県高松市生まれ
2008年 香川県漆芸研究所 研究生課程修了
2016年 大分県竹工芸訓練・支援センター修了
現在は香川県高松市にて制作
東 浩章
1984年 神奈川県横浜市生まれ
2016年 大分県竹工芸訓練・支援センター修了
現在は熊本県山都町にて制作
横山 修
1980年 長野県松本市生まれ
2016年 大分県竹工芸訓練・支援センター修了
現在は大分県別府市にて制作