日々のこと

若菜晃子トークイベントを開催しました

2020年3月19日

IMG_1897.jpg3月17日、編集者の若菜晃子さんをお迎えし、トークイベント「山と旅と本と」を開催しました。
シューレでは、若菜さん編集の小冊子『mürren』を長らくお取り扱いさせていただいておりますが、ご本人をおよびするのははじめてのことです。やっと念願がかないました。
コロナウィルスの関係で心配しましたが、たくさんのお客様にお越しいただきました。

IMG_1899.jpgまずは編集者としての出発点である山と渓谷社時代、山のことを知らずにスタートし、徐々に山に親しくなっていかれたそうです。その後、山だけではない、アウトドア全般や街歩きなどを広く楽しむ雑誌『wandel』の編集長に。今回の聞き手として同席した、山好きの弊社マネージャーの水谷が、その15年前の自前の『wandel』を持参しており、みなさんに見ていただくことができました。

IMG_1900.jpg『wandel』のあと独立して刊行されたのが、シューレでもおなじみの『mürren』です。商業誌にはない自由さを得て、B6版という外枠だけのこし、毎号デザインや体裁などを変えていらっしゃいます。山や自然はもちろん、壺やひろったものまで、様々な特集が楽しい冊子です。編集される若菜さんのお話しからは、心から楽しんで作られているのが伝わってきました。

IMG_1902.jpgご刊行されたばかりの随筆集『旅の断片』についても、たくさんお話しをうかがいました。植物写真家のご主人とともに様々な国に訪れ、旅しながら得たこと、忘れがたい体験や人を綴った本書。訪れる国のことはあらかじめ調べたりせず、その時その時の出会いやきっかけを大切にするとのこと。自分の足で行って、見て、出会うことが大事だとおっしゃっていたのが印象的でした。心に残った体験は、すぐに記録ノートにとどめ、それをもとに執筆されるそうです。


IMG_1904.jpg通常、読者と直接触れ合える機会はあまりないため、こうしたイベントに出向くと、様々なご意見をいただくのが嬉しいという若菜さん。そうしたときに読者の方にはよく、若菜さんは「時代性のない文章だ」と言っていただくとのこと。文章を書く上で、誰もがもつ感情にふれるもの、普遍的なものを書きたい、という若菜さんにとって何よりのお言葉だそうです。

IMG_1911.jpgトークイベントの最後には、参加してくださった方の質問メモにお答えいただきました。香川のことから、若菜さんがこれから行ってみたい場所のことまで。たくさんお答えいただきました。

若菜さん、遠いところまでお越しいただき、とても嬉しかったです。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。