日々のこと

九州を訪ねて04「鹿児島編」

2018年12月17日

6年前に鹿児島の作家さんの作品や食材などを集めた「さつまもの」を開催しました。そのご縁で、シューレとはつながりのある土地です。以前は、今回お声がけをした作家さんなど10名ほどの方々に高松までお越しいただき、イベントやシューレ スタッフとBBQをしたりと楽しい時間を過ごさせていただきました。今回はこの「九州のモノとヒト」で出展いただきたい方や、実際には訪れるのが初めての場所、鹿児島の知人を介しておすすめいただいた場所などを巡りました。

高松はとても晴れていたのに鹿児島に到着すると大雨。肝心の桜島は、雨雲に覆われて全貌が見えませんでした。画像はフェリーからのぞむ桜島です。
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ONE KILN CERAMICS 城戸雄介


 onekiln logo_65_100 .jpg市内の小高い丘の上、「ONE KILN(ワンキルン)」の窯をまずは訪ねました。
陶芸家・城戸雄介さんの工房です。
ONE KILNの器は、スタッキングもしやすい、型ならではのシャープなフォルムが特徴です。「Ash」シリーズは鹿児島が誇る桜島の灰を配合した、この地ならではの質感が、どこにもない独特の雰囲気を醸し出しています。

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城戸雄介4.jpgIMG_9290.JPG城戸さんは残念ながらご不在でしたが、スタッフの方(香川にこられたことがあるそうです!)
が丁寧に案内してくださいました。某雑誌にも特集された素敵な工房には、たくさんの器の「型」が並んでいました。
ONE KILNの器は、スタッキングもしやすい、型ならではのシャープなフォルムが特徴です。中でも「Ash」シリーズは鹿児島が誇る桜島の灰を配合した、この地ならではの質感がどこにもない独特の雰囲気を醸し出しています。


創作竹芸とみなが

とみなが1.jpg6年前にも「おかべてご(豆腐かご)」などを納品していただきましたが、今回もぜひお願いしたい、と思い実際に店舗の方へお邪魔しました。IMG_3814.JPG軽妙な薩摩言葉で、鹿児島の竹の良さや籠編みの難しさなどをお話しくださる富永さん。お店には所狭しと竹製品が並んでいます。
竹細工は同じ九州の大分が有名ですが、実は鹿児島こそが真竹の一大生産地。(車で走っているときにも、竹林をよく見かけました)良質な竹を用い、職人の熟練した技で、堅牢なカゴは出来上がります。IMG_6695.JPG
「これは人気がある!」と太鼓判を押してくださった竹製のへらも今回の展示に並びますので、お楽しみに!

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Roam 松田創意

工場 外観.jpg「6年会わない間に人生が変わったよ」と笑う松田さん。前述の鹿児島特有の竹が鬱蒼と生える山を抜け、彼の工房に着いたときには雨が上がっていました。6年前に高松でお会いして以来、工房にお邪魔するのは初めてです。stools.jpg松田さんは、木工と鉄工、二つの異なる素材を用いて、機能性の高い家具を作リます。
IMG_0667.JPGIMG_5605.JPG広い工房には、木工ならではの機械が並んだエリアと、鉄工の溶接機械などが並ぶエリアとに分けられてあり、まだ出来かけの店舗用の家具や、これから納品されるのであろう素敵なテーブルなども並んでいました。
松田さんの趣味?のスケートボードなど、遊びもある楽しい空間で、思わずこれ欲しい!となる、ちょうど良い家具が作られているのだな、と納得しました。今回の展示では、アジャスターやキャスター付きの椅子が並びます。


盛永省治
IMG_9765.JPG東京などの展示会で何度かお会いしたこともある盛永さんですが、工房にお邪魔するのはこちらも初めてです。ウッドターニングという木工旋盤を用い、ダイナミックかつ、繊細な木目を活かした木工作品を作られています。
訪れた際は、ちょうど次の展示会の作品を出荷した直後で、工房には本当に何もない状態でしたが、旋盤の周りや外には、作品を作る際に削った木屑が山のようにありました。14407891333_655547852e_o.jpg今回の展示では、樫の木の木目を活かした大きめのボウルや、プレート、集成材を用いたボウルなど、食卓に出しても、食器棚に飾っても絵になる作品が届きます。お楽しみに。

九州を訪ねて03「うなぎの寝床」と「宝島染工」

2018年12月17日

12/21(金)からはじまる企画展、「九州のモノとヒト展」。
今回は福岡・八女にお店を構える「うなぎの寝床」と、藍と天然染料のみを使用したお洋服を作られている「宝島染工」のご紹介です。

店舗内観.jpgうなぎの寝床は、九州ちくごのものづくりを伝えるアンテナショップです。お店には地元の作り手の方を中心に、器や洋服、食品など、暮らしまわりのものが並んでいます。

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IMG_7247.jpg今回訪問した際には、もんぺに使用している久留米絣の生地を作られている「下川織物」の現場も見せていただきました。
柄に合わせ、あらかじめ染色した糸を織り機にかけ、生地の模様をつくりあげていきます。複雑な模様ほど難しく、技術や経験が必要です。

3.jpg展示には、定番のもんぺの他にも、限定柄のセレクトもんぺやオリジナルの長袖のTシャツなどたくさん届けてくださいました。
冬にもんぺの下に履く新作、「もんぺ下」もきます。
石田淳さんや長岡由記さんの竹細工、吉田木型製作所のダッチオーブンなど、地元の八女でつくられたさまざまな工芸が並びます。

そして同じ福岡に工房があり、天然染料による洋服を作られている「宝島染工」。

DSC0487.jpgDSC0174.jpg全て手作業、手染めによるこだわりの衣類を作られています。
藍など天然染料ならではの、風合いのある鮮やかな彩度ある色。
色を重ねる事によって出る色のとろみ。
独特の「侘びた」雰囲気がある洋服をぜひみなさまにも見ていただきたいです。

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こちらは半分だけ染めた木の器。訪ねると様々なものが藍染されいて染めの表現の幅広さを感じました。

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2018LOOK_2254 2.jpg展示には、定番のシャツをはじめ、ワンピースやショールなどが届きます。ゆったりしたサイズ感や、着心地の良さで、男女問わず幅広い年代の方に着ていただけます。
ぜひ、「九州のモノとヒト展」の会場にて、手に取ってご覧ください。

九州を訪ねて02「宮田織物」

2018年12月15日

宮ろご.jpg12月21日より始まる「九州のモノとヒト展」。
今日は「福岡・佐賀チーム」より袢纏(はんてん)をつくられている
「宮田織物」さんのご紹介です。

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織り、綿入れ、綴じ、縫製の全ての工程を自社で行っています。
皆さん手早く作業され、そして丁寧。
簡単そうに見えて、どの工程も熟練した技術が必要です。

例えば綿入れの作業は2人1組。平らな綿を、身体の形に合わせ手でさいてのせていきます。

IMG_2620.jpg私たちも体験させていただきましたが、袢纏(はんてん)の厚みに差が出ないよう均等に乗せる作業は簡単そうに見えてなかなか難しく、経験と技術が必要です。

kP8030051.jpgそして綿入れした後は、一針 一針手作業で縫いとじていきます。皆さんもくもくと丁寧に仕事をされていました。

たくさんの人の手が加わり完成した袢纏(はんてん)は、軽くて着心地が良く、何より暖かい。
これからの寒い季節に、家で過ごす時間にぴったりです。

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今回は展示に合わせ、柄の入ったものや無地のもの、それに加え子供用もご用意しました。
ぜひ、「九州のモノとヒト展」の会場で手に取ってご覧ください。

九州を訪ねて01「今村製陶」

2018年12月14日

12/21(金)からはじまる企画展、「九州のモノとヒト展」。
開催に向けて、シューレスタッフ行ってまいりました「福岡 久留米・佐賀」と「鹿児島」へ。

いちばんの目的は、ご参加いただくみなさんのもとを訪ねること。
どんな方が、どんなところで、どんな作品をつくられているのか。
写真もたくさん撮ってきましたので、ぜひみなさまにもお伝えしたいと思います。

スタッフが開催までに少しずつ更新してまいりますのでおたのしみに。

さて、今日は「福岡・佐賀チーム」より。
2泊3日の滞在期間中、回ることができる範囲は限られていたものの、うなぎの寝床のスタッフ 富永さんのご案内のおかげで、たくさんの作家さんや工房、工場を訪ねることができました。

福岡久留米駅に到着し、まず一番はじめに訪れたのは、佐賀県有田町「今村製陶 磁今jicon」さん。大きな山をいくつか越えた先に、焼き物のまち有田がありました。

jicon_schule14.jpg工房に入ると、たくさんの製作中の器が。
今村製陶の今村肇さんが、磁今 jicon のうつわができるまでの過程を教えてくださいました。

jicon_schule13.jpg型抜きといっても、その過程にはひとつひとつ人の手が加わっています。

こちらはマグカップの型抜きの様子。厚みは手の動きで調節しています。
jicon_schule1.jpgちなみに後ろに写っているペンダントランプも磁今jiconのもの。よくみると陶から光が透けているのがわかります。美しいランプです。

土を流し入れてつくるタイプの型は、手作業でひとつひとつ削ったり、スポンジで滑らかにしたりして理想の形へ仕上げていくそう。

jicon_schule2.jpgjicon_schule3.jpgjicon_schule4.jpgマグカップの取っ手や縁も、ひとつひとつ手で整えていきます。
jicon_schule5.jpg一番右側が焼き終えたものです。
jicon_schule6.jpg完成した磁今jiconの器は、工房近くのお店で見ることができました。
奥様の麻希さんが迎えてくれました。この時は改装中で仮店舗ということでしたが、
趣のあるたてもの中でゆったりと器が並べられとても素敵な空間でした。
jicon_schule15.jpg白マットでふんわりと優しい雰囲気の 磁今 jicon の器たち。安定感のあるマグカップ、食卓が華やかになる花型の皿などは人気のシリーズだそう。酒器は大きめのサイズ感が海外の方に人気だそうです。

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jicon_schule11.jpg箸置きは豆皿にもなって便利。わさびや生姜などの薬味を添えて使うこともできます。スタッキングできるので場所もとらないのも嬉しい。

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jicon_schule9.jpg日常で使いやすいかたちで丈夫なので、ご家庭で気兼ねなくつかっていただけるものばかり。
今回会場には、ペンダントランプ(コード付きです)やリム皿、スープ皿、マグカップ、花彫皿、菊皿、桔梗取り皿をはじめ、酒器や箸置きなどお正月にぴったりのものも並びます。シューレで初めてのご紹介となります。ぜひ、「九州のモノとヒト展」の会場にて、手に取ってご覧ください。

めし碗でたべる。ごはんとおかず 開催しました

2018年11月24日

11/23(金祝)18:00より、カフェ963にて「めし碗でたべる。ごはんとおかず」を開催いたしました。11/17よりギャラリーで開催中の「めし碗展 ごはんのとも展」に合わせ、めし碗を実際につかって、おいしいお米とお米に合うおかずを食べていただくイベントです。

はじめに祥見さんにうつわのお話をしていただきました。
ずらりと並ぶ17名のめし碗。作家それぞれに違っていて、こうして食卓に並ぶとまた違った雰囲気を感じます。

mesiwandetaberu8.jpgmesiwandetaberu10.jpgmesiwandetaberu11.jpgお米は、高松市多賀町の溝口食糧の溝口雄介さんが、イベントにあわせておすすめのお米を選んでくださいました。溝口さんよりお米のお話もお伺いしました。
mizogutisyokuryou01.jpg溝口さんは、昭和5年より続く家業の米屋を継がれ、お米マイスターでもあります。お米の生産者・生産地との繋がりを大切にし、また生産者と消費者の架け橋となり、丁寧にお米を販売されています。幅広い知識と、いつもにこやかで真面目な溝口さんのお人柄が、普段何気なく食べるお米についてちょっと立ち止まるきっかけを作ってくださっているように思います。
今回は、イクヒカリ米のおむすびと、合鴨米とはぜかけ米の土鍋ごはんを食べ比べしました。みなさんはっきりと分かる味や食感の違いに驚いていました。普段なかなか、お米の食べ比べってできないのでいい機会になりました。というお声もいただきました。
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おかずは、徳島県神山の「かま屋」の料理長 細井恵子さんが作ってくださいました。かま屋といえば、大皿に盛られた おばんざい 。食べ応えのある老若男女から愛されるお料理、とってもおいしいです。今回は、香川の食材をたっぷりと使ったお料理を作っていただきました。
mesiwandetaberu03.jpgmesiwandetaberu05.jpgmesiwandetaberu9.jpgmesiwandetaberu7.jpgmesiwandetaberu15.jpgmenu
人参とさつまいもの梅和え
たくあんのきんぴら
ごぼうと菊芋、春菊のきんぴら
旬魚と水菜のゆず南蛮
麻婆南京
オリーブ鶏の味噌漬け焼き 新生姜漬け

新米むすび
土鍋ごはん 2種食べ比べ
かぶのすり流し 白味噌仕立て
柿と白玉ぜんざい


料理会の後は、ギャラリーにて作家のうつわをゆっくりとご覧いただきました。
馴染み深い道具と食材について改めて考え感じるイベントとなりました。
ご参加いただきましたみなさま、細井さん、溝口さん ありがとうございました。

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